セミナー・シンポジウム

企業セミナー

講演者: 
武下 文彦 (第一三共株式会社 ワクチン事業本部ワクチン事業部研究開発担当主幹)
菊池 正彦 (第一三共株式会社 ワクチン事業本部 ワクチン事業部長)

日時: 12月6日(金)
                
13:15~14:45    武下 文彦
演題: 自然免疫を利用した医薬品研究開発
講演概要:
2011年のノーベル医学生理学賞の対象となった自然免疫にかかわる分子および細胞がどのように病原体を認識し、感染防御応答を誘導しているか、最新の知見をご紹介したい。それと同時に、自然免疫活性化を利用した医薬品の研究開発の状況について説明する。発表者は、医師として内科臨床に従事した後、日米の研究機関(医薬品審査機関)で自然免疫、感染症、ワクチンの基礎研究に従事した。現在、企業にてワクチンおよびアジュバントの研究開発を担当しており、ワクチンの製品化における産学官連携の重要性を感じている。

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15:00~16:30    菊池 正彦
演題: 第一部: 国内外におけるワクチンの現状およびその果たしてきた功績
      第二部: 企業が求める研究者の視点
講演概要:
第一部:
「ワクチン」の概念が世界的に普及したきっかけは、1800年代後半に、イギリス人医師「エドワード・ジェンナー」が、牛痘ウイルス(ウシの天然痘様ウイルス)をヒトに接種することで、天然痘を予防することができるという知見にはじまる。現在、約30種類の感染症が、ワクチンにより防御可能となっており、ワクチンは予防医学、保健衛生分野で最も大きな貢献をした医薬品の一つと評価されている。先ずは、初回としてワクチンに関するベースラインについて紹介する。
第二部:
将来を担う若手研究者がどの様な視点を持って研鑽すると今後に役立つかをこれまでの経験から紹介したい。

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場所: 医学教育図書棟3階第1講義室

担当: 有馬教授

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