HIGOプログラム概要

各研究分野一覧

コーディネーターからのメッセージ

熊本大学発生医学研究所  教授  粂 昭苑

kume.jpg 九州・熊本は日本のアジアへの玄関口に位置し、多くの日本企業がアジアに進出しています。社会が求める人材として、企業のアジア進出を推進できるリーダー、あるいは専門的知識を生かして地域医療行政を担うことができる若手が挙げられます。しかしながら、これまでの生命科学系大学院では、高度の専門的知識と欧米志向の国際化を中心に若手を育成してきました。

HIGOプログラムでは、高度の専門的知識をもち、アジア志向の国際化の展開により、アジアと地域社会の仕組みと産業界のニーズを理解できる人材の育成を目指し、下記の目標を中心に展開していきます。

・九州・アジアへとグローカルに展開します。
アジアは健康生命科学およびヘルスケアの領域において今後の市場性が高いと考えられます。地域社会とアジアのニーズを捉える能力を身につけるためには、アジア諸国の歴史・文化・言語を理解する必要があります。

・行政・産業界と連携して育成します。
本学谷口学長の主導で立ち上げた「くまもと都市戦略会議」のメンバーである、蒲島知事、幸山市長、熊本の産業界と経済会のトップメンバーとの連携体制の下で、熊本県・熊本市と一体で推進します。

・熊本大学のアジア戦略を活用して海外インターンシップを展開します。
海外医療行政・アジア諸国の健康産業のニーズなどを知る実践的な機会です。

・社会文化科学にも精通する理系人材を養成します。
アジア諸国の人々と協力して仕事をするため、日本とアジア諸国の社会制度・価値観・歴史・文化の相違を理解し、異文化コミュニケーション力を備えた理系人材を養成します。

そして、HIGOプログラムで育成される人材像として、下記を想定しています:
・将来保健行政・医療行政・薬事行政に携わるリーダー
・アジアに展開する健康生命関連企業で活躍するリーダー
・国際的(グローカル)に活躍する健康生命科学分野の教育研究リーダー

HIGOプログラムの下で、産学官連携体制でこれらの特徴的な大学院教育に取組みします。グローカルのニーズが分かる理系人材の輩出、新たなキャリアパスを開拓し、グローカル社会の活性化を目指します。HIGOプログラムを展開することにより、新たな教育システムを学内に導入し、大学改革を先導します。

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国立大学法人熊本大学教育研究推進部 生命科学系事務ユニット
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