~魅せます! 熊本大学博士人材の底力~ 甲斐友佳理(4年コース)が発表!
2014年2月13日にグランメッセ熊本で開催された「2014くまもと産業ビジネスフェア 博士人材による発表会 ~魅せます!熊本大学博士人材の底力~」にて、熊本大学の大学院博士課程に在籍する学生が、様々な分野の最先端の研究成果の発表を、企業関係者や一般の方向けに行いました。
HIGOプログラムからは、甲斐友佳理(4年コース / 薬学教育部 遺伝子機能応用学分野 博士課程2年生)が、「患者に優しい、メイドインくまもと医療機器の研究開発」というテーマで発表を行いました。
近年、患者さんの生活の質(QOL)の向上あるいは治療のために活用されている様々な代替療法があり、薬と同様の研究開発手法を用いた「メイドインくまもと」の医療機器開発についての研究報告を行いました。
今回、私は"患者に優しい、「メイドインくまもと」医療機器の研究開発"というタイトルで発表させていただきました。普段の学会等とは異なり、専門外の、特に一般の方々にも理解していただけるようなプレゼン作りは初めてで、思っていた以上に難しかったです。特に今回は、内容の理解だけではなく、少しでも興味をもって面白いな、と思ってもらえるようなプレゼンをするように努力しました。まだまだ思ったようにはいかない部分も多くありましたが、今回のこの貴重な経験を次に生かしていきたいと思います。
今回の発表では、私たちの専門分野で開発した特定条件の微弱パルス電流と温熱を利用した医療機器「バイオメトロノーム」の慢性疾患発症予防および進行抑制効果について、これまでの研究成果を発表させていただきました。これまで本分野では、このバイオメトロノームの各種慢性疾患に対する有効性を、医薬品の開発と同等のレベルで、薬理学的視点から解析してきました。「家庭で病気をコントロールしながら、みんなが自分らしく暮らせる社会」を目指して、一日も早く患者さんのもとにこの治療法を届けることができるように、今後も解析を進めていきたいと考えています。